スウィングトップの歴史と進化:時代を超えて愛されるアイコニックなジャケット

目次

1. スウィングトップとは?

スウィングトップは、ショート丈でラグランスリーブ、スタンドカラーが特徴的な軽量アウターです。ゴルフやスポーツ向けにデザインされたため、動きやすさと防風性に優れています。その汎用性の高さから、カジュアルウェアとしても定着し、多くのブランドが採用する定番アイテムとなっています。

スウィングトップの定番 ”BARACUTA” G9

主な特徴

  • ショート丈で動きやすい
  • スタンドカラー(ドッグイヤーカラー)で風を防ぐ
  • ラグランスリーブで肩の可動域を広げる
  • 軽量でカジュアルながら上品な印象

2. スウィングトップの誕生と進化

(1) 1950年代:ゴルフウェアとしての誕生

スウィングトップの原点は、1937年にイギリスのブランド**Baracuta(バラクータ)**が開発した「G9ジャケット」です。ゴルフプレイヤー向けに作られたこのジャケットは、軽量で動きやすく、さらに防風性に優れていたため、瞬く間にゴルファーたちの定番ウェアとなりました。

裏地には英国のフレーザー・タータンチェックを使用し、伝統と機能性を両立したデザインが特徴です。この「G9」は現在もスウィングトップの代名詞として広く知られています。

1950年代 ゴルフウェアとして認知された

(2) 1960〜70年代:映画スターとモッズ文化の影響

スウィングトップが世界的に広まるきっかけとなったのが、スティーブ・マックイーンやエルヴィス・プレスリーといった映画スターの着用です。彼らがG9ジャケットを愛用したことで、スウィングトップはアメリカをはじめとする多くの国でカジュアルウェアとして認知されるようになりました。

また、イギリスのモッズ文化の中でもスウィングトップは定番アイテムに。モッズは、洗練されたスタイルを好み、バイクに乗る際に軽量で動きやすいジャケットを必要としていました。スウィングトップはそのニーズに完璧に応え、モッズファッションのシンボルとなりました。

映画「キング・クレオール」でG9を着るエルヴィス・プレスリー

(3) 1980〜90年代:アメリカン・トラッドとストリートの融合

1980年代には、ラルフローレンブルックスブラザーズといったアメリカン・トラッドブランドがスウィングトップを展開し、アイビーリーグスタイルの象徴となりました。ポロシャツやチノパンと組み合わせたプレッピースタイルに欠かせないアイテムとして人気を博します。

また、1990年代にはスケートボードやヒップホップシーンでもスウィングトップが注目され、よりカジュアルでストリート向けのスタイリングが広まりました。

90年代  ラルフローレンのスウィングトップ

(4) 2000年代以降:ヴィンテージブームで再評価

2000年代以降、スウィングトップはヴィンテージファッションの流行とともに再び注目を集めます。Baracutaだけでなく、LacosteやFred Perry、Beamsなどのブランドがそれぞれの解釈でスウィングトップを展開し、クラシックなスタイルとして人気を確立しました。

カラフルで個性を出せるヴィンテージスウィングトップ

3. 代表的なスウィングトップブランドとモデル

(1) Baracuta G9

スウィングトップの元祖であり、最も象徴的なモデル。フレーザータータンの裏地が特徴的で、クラシックなスタイルを求める人に最適。

BARACUTAオフィシャルサイト

(2) Ralph Lauren Harrington Jacket

アメリカン・トラッドスタイルの代表格。洗練されたシルエットと高級感のある素材が魅力。

Ralph Laurenオフィシャルサイト

(3) Fred Perry Harrington

モッズカルチャーの影響を色濃く受けたスウィングトップ。ブランドのロゴ刺繍がアクセント。

Fred Perryオフィシャルサイト

(4) Lacoste Golf Jacket

ゴルフウェアの要素を残しつつ、フレンチエレガンスを加えた一着。

Lacosteオフィシャルサイト

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